「宮廷の道化師たち」
アヴィグドル・ダガン【著】
千野 栄一/姫野 悦子【訳】
集英社(2001/09 初版)
送料込み 匿名配送
#メロディママ_商品一覧
チェコ生まれのユダヤ人が書いた本で、チェコでは一時発禁処分とされましたが、ビロード革命後は最も読まれた本になったそうです。
カバーデザインが素晴らしく、ドレスアップして踊る人々のイラストに、半透明のカバーをかけています。このデザインも気に入って買いました。
基本的にきれいですが、本の上部に小さなシミが出ています。
中のページはきれいに保管されています。
内容説明
「世界にただこのことを忘れさせないために、生き残りたいと願った…」強制収容所の最高司令官の“館”の道化師として生きのびた4人の男達の運命。
淡々と、シンプルに、しかしながら深く、衝撃的な恐ろしい歴史的事実が暴かれてゆく。
「人間は皆この地上での神の宮廷道化師にすぎないのか?」復讐のための長い彷徨は、この問に「否!」と確信する宇宙的な美しい答に辿り着く。
人間性への信頼を回復する哲学的歴史ドラマ。
著者等紹介
ダガン,アヴィグドル[ダガン,アヴィグドル][Dagan,Avigdor]
1912年、チェコ生まれ。大学在学中から詩人として活動。ヒットラーの台頭により39年出国、ロンドンの外務省に勤務。戦後もプラハの外交官として勤務するが、48年、左翼クーデターが興るとイスラエルへ出国。
以後チェコでは発禁。が、ビロード革命後、本国で最も読まれる。イスラエル国籍チェコ系ユダヤ人