鷹魚剛(たかをごう)と言っても知らない人がほとんどでしょう。だが当方、彼のデビューアルバムである本作「蛇行都市」に衝撃を受けてフォローしていました。 彼は次作(セカンドアルバム)を残して音楽シーンからは消えてしまい、一時彼のライブをやっていた荻窪まで見に行ったりもしていたものの、その後どうしているのかは知りません。 ちなみにセカンドアルバム「青い風の地平へ」も出品してます。 個人的には本作のほうが好きです。 鷹魚剛はジャックスとか裸のラリーズの流れで語られることが多く、ミュージシャンとしては演奏の完成度より歌詞の出来栄えが先行するタイプ。基本、人間の暗部を見つめた詞が多い感じ。 本作の収録曲「ぱらのいあ航路」「気狂い女のために」は放送禁止になったようです。特に差別的な曲ではなく、自分をパラノイアと位置づけて前向きに語る「ぱらのいあ航路」とか、大好きなんですがね。 ちなみに当方が好きなのはラスト収録の「おぼろ街叙景」。寺山修司の映画っぽいです。 今回出品のために検索して調べていたら、シド・バレット(初期ピンクフロイドのリーダーだったおかしな人)とかルー・リード(ヴェルヴェットアンダーグラウンドリーダー)と並べてる方がいました。なるほど……。 1975年発売 歌詞カード・解説付き 発売当時新品購入後、コレクションとして長期間個人保管してきた品。 家には喫煙者・ペットはいないため清潔です。