まず大前提として、SPケーブルというパートは、RCAピンなどラインレベルのものとは、使用する部材の物性そのものが異なります。電流がオーディオシステムの中で最も多く流れる部位なのです。それ相当の「大きな川」を作ってやらなければなりません。これは鉄則というべきものかもしれません。特にGND側には電流が豊かに流れる為の「広大な道筋」が必要とされるといえます。

さて、今回登場の Delco Packard は、撚り線極太3mmというスペックからもご想像出来ると思いますが、これ１本で、SPのケーブル製作の中心軸を担える「すごいヤツ」なのです。

普段、GND側に使用しているリファレンスの単線極太ワイヤーなどボケボケな音像に聞こえてしまう程、まずこのワイヤーは、音像がハッキリいたします。撚り線なのにとってもクリアなのです。撚り線にしては とても例外的な存在/希少だと思いました。音圧のエネルギー、低域に関しては、とても柔らかく優しいくせに「バキッ！」とした骨太さと明確で豊かな音質を持ちます。つまり迫力満点ってことですね。

全帯域のなかでは、Mid-Highあたりにプレゼンス感というか Peakがありまして、それがとてもボーカルには良い！！心地良いスースーとしたヌケを呼んでくれます。ソースはダニエルラノワのアカディ / 2曲目で検証しました。ということは、この曲の4本重ねられたベースラインの分離が気になるところです。あああああっ、リファレンスより明らかに明快にセパレーションの高さを感じます。豊かな低域とボケない音像（エッジ）・・・これは強い味方となるGNDワイヤーですぞ！！！！！

わたくしは、このワイヤーをGNDの基本として自宅スタジオのSPなどに試して行くことになりそうです。
最後に一言・・・「高品位」なんです、それがすべてです！！このGND用ワイヤー！！！！！
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お客様からのフィードバックです。

埼玉県 T.H 様 より
※当方ヴィンテージワイヤーを、カーオーディオに使わせてもらっているのですが、やはり、今時のRCAケーブルや、スピーカーケーブルとは、音が違いますよ。なんと言うか、音の濃さが違う様な気がします。 友人も高いカーオーディオを組んでいるのですが、確かに綺麗な音で鳴っているのですが、聴き終わった音の満足感や、余韻が薄いんです。 言葉になりませんが、音楽を運ぶ媒体として、ヴィンテージワイヤーは何か持っているのかも知れませんね。nirdhyan様の出品する商品が素晴らしいから、なのかもしれませんが。