martin style3M ビンテージ・マーチン 1920年代 マホガニー

Martinウクレレのハイエンド・ラインナップとして1918年にリリースされたStyle-3。
フィンガーボード・センターの3本線インレイやトップ・ロウアー・エッジのセルロイド・オーナメント、
フィンガーボードのダイヤモンド・ペア・インレイが個性と存在感を醸す名品です。

ダイヤモンド・ペア・インレイ('40年代以降はドットに変更)
トップ下部のセルロイド・オーナメント('40年代には無くなる)
1916年~'33年までは"C.F. Martin & Co., Nazareth, PA"の刻印をヘッドの裏側に刻印。
'33年以降はヘッド表面のデカール(シール)になります。
切り替わり時期には希に刻印とデカールがなされているものも存在するそうです。
また、ボディ内部の"C.F. Martin & Co., Nazareth, PA"の刻印に"Made in USA"が追加されるのが1962年以降。
フレットに関しては1934年までがバー・フレットで、それ以降にはTフレットに。
最後はペグ。Style-0と1は1927年から、Style-2と3は1923年から、
発売当初からの基本装備の木製フリクション・ペグからロトマティック・タイプにそれぞれ変更となったようです。

以上より本器は1920年代の貴重なマーチンとして私自身は10年ほど前に購入いたしました。
びっくりするくらい軽く、爆音で音色はビンテージそのもの。大切に扱っていたもので
私が取得して以降は傷等は一切ありません。
本体裏面には写真に写らないくらいの打こんはありますが、
これらを含んでビンテージの勲章だと考えています。
また不思議とウェザーチェックが無いのでオーバーラッカーされていると思います。

1920年代のマーチンはプリウォーといって第2次世界大戦前に製造されたもので、
100年以上前の楽器となり、あまり出回らない貴重なものなので
出逢いも大切にしていただければ幸いです。眺めているあけでも幸せな気分にさせてくれます。
ケースは当時のものがありませんので、最高級のカナダ製のボブレンのハードケースを付属します。
可愛がっていただける方に購入いただきたくよろしくお願い致します。