自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。画像にもありますように、巻末に小さな汚れがございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。


「銀座のかおりを届ける雑誌」として1955年に産声を上げた、日本初のタウン誌「銀座百点」。現在も発行され続けており、中でも各界著名人が筆を執った巻頭エッセイは妙味に富む。ノーベル賞や芥川・直木賞受賞者、映画監督、漫画家、料理研究家、そして銀幕のスターたち…創刊当時より誌面を飾った数々の名エッセイから厳選。時代を彩った60名が一堂に会した、傑作アンソロジー。


執筆陣が豪華なのと、銀座ツウでなくても案外楽しめる!「銀座百点」なる雑誌に掲載されたエッセーを編んだアンソロジーである。


基本的に東京の銀座にまつわる軽妙なエッセーが多く収録されており、さらさら読める楽しいエッセー集になっている。

執筆陣が豪華なのも特徴(但し当然であるが、今となっては物故者も多数。

いわゆる作家に限っていないのもポイントか。向田邦子、有吉佐和子、北杜夫といった作家陣が文章がうまいのはそれはそれで楽しく読めるし、橋田壽賀子、戸田奈津子、藤子不二雄Aあたりもまぁ物書きと言えば物書き。そうではない面々がものしたものとして、個人的には、女優・水野真紀、淀川長治、立川談志の話が超面白い。談志のこれはさすが噺家の面目躍如といったところか。

私の浪費癖(有吉佐和子)
銀座知らず(司馬遼太郎)
旅(松本清張)
青春の町「銀座」(三島由紀夫)
“オジサマ”の楽しみ(開高健)
サーバーの犬とぼくの知っていた犬(大江健三郎)
不在証明くずし(山口瞳)
人相(遠藤周作)
台風銀座(新田次郎)
銀座の露店(吉行淳之介)〔ほか〕

登場する方々
淀川長治 森村誠一 向田邦子 城山三郎
山田洋次 三國連太郎 横溝正史
橋田壽賀子 沢木耕太郎 植村直己
北杜夫 村上春樹 戸田奈津子 高峰秀子
宮本輝 立川談志 白洲正子 北原亜似子
藤沢周平 養老孟司 藤子不二雄A
藤原正彦 小椋佳 佐野洋子 もたいまさこ
松本幸四郎 桃井かおり 小林カツ代
吉村昭 森田芳光 安藤優子 児玉清
水野真紀 重松清 里中満智子 横山秀夫
町田康 小池真理子 長塚京三 佐野史郎
阿久悠 本上まなみ 塩野七生 畠中恵
新藤兼人 中村富十郎 川上未映子ほか多数