サイズは、口径12×高さ14,2×蓋をした高さ15,5×底径8㎝です。大変珍しい小石原焼の白蛇蝎釉(鮫肌釉)の細水指です。在銘「小石原 弘喜窯」となっています。
民藝の器として知られる小鹿田焼(おんたやき)は、西暦1600年に朝鮮から来た陶工により開窯された小石原焼(福岡)の兄弟窯です。
このため、技法などは小石原に共通するものが多いのが特徴です。
小石原から招かれた柳瀬氏と日田の黒田氏によって小鹿田焼の歴史は始まります。
400年の歴史を持つ小石原焼(福岡)や龍門司焼(鹿児島)に並ぶ歴史の長さを持ちますがそしてそれを今も守る独特のシステムがこの焼物を守り、これらのことが柳宗悦やバーナード・リーチにより大きく評価され、その名前が全国に知れ渡りました。