【詳細】
初版帯付 カレル・チャペック短編集 青土社刊

2007年12月20日初版 青土社発行 帯付

少年の日の友との絶交、秘められた新妻殺し、サボテン収集狂のあきれた犯罪、パン屋の親父のぼやき……。都会的ウィットと洒落たユーモアで、人間のおかしさ・愚かさを描いては天下一品のチャペック短編群。その味わい深い魅力が、ぎゅっと凝縮された珠玉の一巻。

カレル・チャペック
チェコの小説家、劇作家、ジャーナリスト、園芸家。兄は、ナチス・ドイツの強制収容所で死亡した画家、著作家のヨゼフ・チャペック。
大戦間のチェコスロバキアで最も人気のあった国民的作家。戯曲『ロボット』(R.U.R.)において、「労働」を意味するチェコ語「robotaロボタ」からロボットという言葉を作ったと言われるが、彼自身は兄ヨゼフが作った言葉だと主張している。代表作『R.U.R.』『山椒魚戦争』はSFの古典的傑作とされている。小説、戯曲の他にも、文筆活動は童話、旅行記、文明評論など多岐にわたっている。

【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、汚れは御座いますが、概ね良好です。