藤畸庵は城崎温泉の旅館「伊勢屋」の長男として生まれました。
幼い頃から詩や絵を好み、16歳の時、京都へ出て中林竹洞(なかばやしちくとう)の門に入り、南画(なんが)を学んだと伝えられています。その後、奈良の月ヶ瀬、和歌山の那智(なち)、九州の耶馬渓(やばけい)など各地を旅行し、その風景を描き残しました。
畸庵の作品は山水図が中心で、幕末から明治の南画家としては、スケールの大きな作風を展開しています。郷里・但馬には、各地の寺院を中心に多くの作品が残されてます。

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