自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので経年変化はございます。ご理解頂ける方にご入札をお願い申し上げます。

成城のとんかつやさん―記憶の断片 宮尾登美子

少女期を姉妹同様に過したが、いずれ芸妓となる身の上だった四人の女。満州の開拓団で苦楽を共にした小学生たち。さまざまな出会いと別れ。再会の歓び、歳月の哀しみ。故郷・土佐への想いは常に熱く。エジプトのみだらの蛇と呼ばれた女への憧憬はさらに強く。そして、何げない暮しの一齣からも濃やかにつづられる、人生の豊かさ。作家であり主婦である、宮尾登美子の「生活と意見」。

目次
めんきち
長唄

鰹のたたき
余暇
花の十二カ月
一時の女性のぜいたく
安産腹帯―十七歳のとき
マッサージ機
こんにゃく茶屋〔ほか〕

レビューより
小説の登場人物の後日談やこぼれ話などがあり、小説を読んだらエッセイも読みたくなってしまいます。とんかつ屋さんが美味しそうでした。