内容説明
正月最大のイベント、箱根駅伝。メディアに後押しされ、関東のローカル大会が、大学スポーツの枠を超えた全国的人気を誇るまでになった。宣伝効果も絶大だ。レースの結果は、大学の入学志願者数を大きく左右し、監督には激しいプレッシャーがかかる。一方、箱根重視の練習は、その後の選手生命に響くとも指摘される。往復200キロ超の行程には、監督の手腕、大学の生存戦略、日本長距離界の未来が詰まっている。感動の舞台裏を徹底分析。
目次
第1章区間配置の知恵比べ
第2章いまや時代は「花の五区」?
第3章監督はつらいよ
第4章駒澤大学大八木弘明監督一問一答
第5章いま、留学生は必要なのか?
第6章東洋大学酒井俊幸監督一問一答
第7章箱根駅伝が大学経営を左右する
第8章早稲田大学渡辺康幸監督一問一答
第9章「ふくしま駅伝」がもたらした功績
第10章世界から箱根駅伝を見る