こちらは小説家として著名な島田一男先生の幻の怪奇探偵小説「黒い鸚鵡」(「少女の友」1954年9月~1955年6月までー少女の友が1955年6月に廃刊になったため、絶筆、単行本などにも未収録の幻の怪奇ジュニア探偵小説)の伊勢田邦彦先生の直筆による第2回表紙絵です。実業之日本社、「少女の友1954年10月号」。「黒い鸚鵡」は昔1枚の挿絵で6万円で売られていたことありましたが、こちらは「黒い鸚鵡」の中でも顔ともいうべき表紙絵で最上位の品です。

実際に使われた幻の原画。古さはあるものの、良好です。額付き、函付き。

島田一男先生の真骨頂ともいえる怪奇ものであり、「猫目博士」「黄金孔雀」ほか多くの怪しい魅力の作品生み出しました。こちらの「黒い鸚鵡」は「少女の友」が廃刊になったため、連載そのまま打ち切られた幻の作品であり、単行本化されたこともない幻の作品、こちらは伊勢田邦彦先生のところから譲られたものだそうです。伊勢田邦彦先生の怪奇物ものはこのころのりののっていました。

まさに島田一男先生や江戸川乱歩先生、横溝正史先生らのジュブナイルものなどや怪奇ジュニア探偵小説にはなくてはならない存在でした。一番いい頃の絵です。「黒い鸚鵡」が表紙絵に出ているのは全部ではなく、ヒロインの美少女と、なぞの包帯男、黒い鸚鵡が入った完璧な構図です。お大事にしていただければ幸いです。

今での人気の高い島田一男先生の怪奇ジュニア探偵小説物の中の原画でも最高峰の1枚です。この頃の「少女の友」は数千円~1万円以上したりするので集めるだけでも5万~10万円くらいかかってしまうこともありますが、それ以上に入手がまず不可能なレベルの実際に使われた、幻の作品「黒い鸚鵡」の幻の表紙絵原画です。

送料はサービスです。ゆうパックにてお送りします。防水対策もしてお送りします。

ちなみに第1回目の「黒い鸚鵡」は6枚目の感じです。後ろの1955年(昭和30年)というのはここまで連載した年ということで(1955年まで使われたものはまとめて昭和30年と伊勢田先生は記載してましたーほかの作品でも。同時代の作品、10作品以上の原画確認してます)、実際にはこの原稿が使われたのは1954年10月号です。

伊勢田邦貴は絵画など描く際に使っていた本名です。額はひももあり吊って飾れます。追加の写真アップしました。