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=BAHCO=のうんちく、、スウェーデンの実業家<ベルント・アウグスト・ヨルト(Berndt August Hjorth、1862年- 1937年)(フィンランド生まれ)>は、1881年にスウェーデンに移住し、1889年にストックホルムで工具と機械を扱うB.A.ヨルト社(B.A. Hjorth & Co.)<<このロゴからBAHCOが誕生>>。を設立、のち●1916年に持ち株会社として改組され、●1954年に「バーコ」(Bahco)へと改称された。翌年●1890年にヨルトはスウェーデンの発明家で実業家である<ヨハン・ペター・ヨハンソン(Johan Petter Johansson、1853年12月12日- 1943年8月25日)(JPとしても知られる)>と独占販売契約を結んだ。翌●1891年JPヨハンソンは世界発アジャスタブルレンチを発明。翌●1892年5.11パテント申請。<PATENT4066>同年初代モデルNo.XXシリーズをリリース。、、ちなみに日本は明治25年、まだ日本初メーカーの前田金属(TONE)も産声をあげていない!(1925年創業)。USAでは、クライン(1857年創業)チャンネルロック(1886年創業)は創業していたが、あのスナップオンはまだ、カタチもないない!!(1920年創業)
●1988年BELZERを傘下に入れる●1991年サンドビックの傘下に入る●1999年スナップオンの傘下に入る。●2008年BUREZERブランドをBAHCOブランドに統一●2007年BAHCO・スナップオンのアジャスタブルレンチがスパニッシュ!!に、、、、、、1892年、世界初アジャスタブルレンチを世の中に送り出したバーコはこの120年余り、初代モデルから6回のフルモデルチェンジ(リトルは除外)、常にアジャスタブルレンチ業界をリードしてきたと言えます。特に最終モデル80スウェーデン製と80イレガ製に関しては、1991年から4回のリトルチェンジで現在に至っています。<80前期・80中期・80後期・80イレガ【スウェーデン鋼】・80イレガ【クロバナ】>とバーコにとって良くも悪くも劇的な時代でした。
傑作モデル80シリーズ<ergo>が出来たかと思うと、経営面から徐々に低下していくリトルチェンジには、100年以上の歴史もかなわなかった寂しさを感じます。
一つだけ!!、、、BAHCOにハマり色々調べてきた当方の個人的な意見ですが、80後期<ノンergo>は、MADEINSWEDENとうたっていますが、、、、イレガだと思っています。(どこにも書いていません個人的な発想として聞き流してください)
1999年スナップオンの傘下に入ると同時に80後期<ノンergo>になった訳ですが、きっと外注企画が持ち上がりテスト的にスウェーデン鋼を使ってイレガが作ったのではないかと推測しています。せっかくの80ergoモデルのergoを外す意味を考えると、、、話は繋がります、現に<ergo>の文字を外しただけでなく鍛造プレスも違います。11ポイントプログラムの11項目をすべてクリアー出来てはじめて<ergo>!!まして手にやさしいグリップがコンセプトなのにグリップを平らにしてしまったら当然<ノンergo>って訳です。
この理屈と並行してスナップオンもスウェーデン製とスペイン製があり、SW製は80後期SP製は80イレガ(2007~)ってことになりますね、、。
BAHCOの名前は残っていますが最大の魅力<スウェーデン鋼>を使っていない現モデルは、、、、寂しいですね、ただイレガは、1960年から<創業1945年>モンキーレンチ一筋のメーカーなので造りはしっかりしています。ちなみにシグネット前モデル・チャンネルロック・DEENなどにもOEMしています。ただ1つだけのマイナス要因は、自社品番で9シリーズと7シリーズがあり9シリーズでOEM展開していますが、HS向けに7シリーズを作っているのが、、、経営的に仕方のないことなのでしょうが、、車載工具なみです。
BAHCO最大の売りスウェーデン鋼は(Cr13%以上)HRC 63~65不純物を極力低減されて純度の高い炭素鋼。硫黄は鋼を脆くする性質があり、スエーデンの鋼は、鉄鉱石の硫黄分が初めから少ないと言われています。日本の砂鉄も硫黄が少ないといわれますが。其の点ではスエーデンの原料と、日本の安来鋼の原料である島根県の砂鉄とは同じです。但し鋼の熔かし方がスエーデンと日本では違っております。
その切味が良く砥ぎ易く刃物に適しているとされるスウェーデン鋼を素材にしてしまったBAHCOのアジャスタブルレンチ!!それだけでもすごいことですが、その材質を生かした造りで、一度アジャスターを決めるとトルクをかけても緩まず、毎回アジャスターを回さなくてイイという点とジョー角度15°も当然BAHCOが最初!
なぜ15°かというとBAHCOはRorLどちらの方向にもトルクをかけて良く、かけ換えても30°、これが一般的な30°だとかけ換えると60°になり、スペース的な問題がある対象物にはNG!,BAHCOだけが出来る技です、他メーカーにも15°が増えてきていますが、両方向可能で無い為出来ない技です。
あと、アジャスターの回転方向が、ヨーロッパ仕様(スカンジナヴィアスタイルというか、ウォームギヤを押すように回すと口が開く。)で一般的アメリカ仕様(日本製モンキーレンチと同じく親指で押すように回すと口が閉まる)と違う点は、賛否両論ありますが、
指で押して開いて、対象物を挟んで引いて閉じて微調整が理想とされていますので、日本仕様と反対ですがスカンジナヴィアスタイルがイイようです、
但し、慣れがイイと言う意見の反映なのか、9XXシリーズ06XXシリース80XXシリーズ90XXシリーズにはアメリカ仕様(日本仕様)が存在していました。
==参考まで、スウェーデン鋼とクロバナを比較した写真で比較してみてください。==
ってことで近年ネット上で、スウェーデン製のバーコ・アジャスタブルレンチが高騰してます。その中6代目80シリーズ(1991~2007)エルゴ8074中期(380mm)です。しかも8074・8075は生産個数が極めて少ないモデルです。バーコ・オタは押さえておきたい一品です。
目盛りが薄くなっていますが、決定的なダメージもなく、美しいバーコカラー出しています。
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