ダイアフラムに損傷はありませんダイアフラムに損傷はありません
EXCLUSIVE ED-915 ペア。pioneer ED-915(美品上物)完動品

このドライバーは、自宅で使用している改良済みのED-915がやたらに音質が良いため、程度の良いオリジナルと改良品の比較試聴するために購入所有していたドライバーです。音圧は同一ホーンに取付けした場合TAD2001とまったく同じです。ダイアフラムの損傷もなくアルニコの減磁も観られません。

再生周波数帯域のスイープテストおよび音楽再生テストに異常ありません。ED-915ならではの中域側の厚みと力感のある良い音色です。高域の質感とレベルは2001と同じですが、振動板が40mg重く頑丈なのが効いています。

このような音色はTAD2001や2002ではバックチャンバーのウレタンがくずれるくらい長くエージングしてダンパーが柔らかくなったドライバーでないと出てきません。
一般には新しい型番ほど性能が優れているように思われるのですが、オーディオ全盛期のハイエンドモデルこそが、最も技術投入と造り込みが良く音色にも表れています。

さらに、音が見えるような音色にするには諸悪の根元であるフェイズプラグ前のネットを取り除く必要があります。ネットによる音の反射と回折現象によって激しく向きが変わり音道内での乱反射があります。無くなるだけで、音の位置がピンポイントに振動板まで下がり、拍手はザワザワから各席のパチパチにハイハットのシンバルはチ~ンからティチ~ンにスティック音が分離して出て来るほどです。PA使用目的でなければ、是非ともやるべき改造でしょう。
破損防止のためダイアフラムをはずし、ホーン側からピンセットと割り箸の先にカッターの折刃を固定したもので切り取りできます。是非試してみて下さい。最後にある写真が改造例です。
ちなみに、改造後の音色が最も良かったのは、ED-915でした。


ED-915はExclusiveで発表されたドライバーユニットで、model3401スピーカーシステムに採用されています。

振動板には直径48mmのベリリウム製ダイアフラムを採用しています。
フェージングプラグには三重スリットタイプを採用しており、超精密機械加工によって過渡特性を改善しています。

磁気回路にはアルニコマグネットを採用しています。

機種の定格
型式ドライバーユニット
入力インピーダンス8Ω
再生周波数帯域500Hz~22kHz
最大入力20W(900Hz、-12dB/oct)
出力音圧レベル107dB/W/m
クロスオーバー周波数900Hz以上(減衰特性12dB/oct)
振動板直径48mmベリリウム振動板(170mg)
マグネットアルニコマグネット
イコライザー方式3重スリットリアタイプ
ボイスコイル口径48mm
スロート接続部穴径φ25.4mm
外形寸法直径φ141x奥行107mm
重量6.5kg

*送料については、重量オーバーのため120サイズの適用となります。